最近療育と言う言葉を多く聞きます。私が関わるお子様の中でもお母様から「今日は療育にいきます」とか「最近療育に通い始めました」等おっしゃる方が多くいます。
そもそも療育とは何か?なんの為に療育を受けるのか専門職の立場からお伝えしたいと思います。
療育とはなに?
「療育」は「肢体不自由児への社会的自立に向けたチームアプローチ」という概念として誕生し、現在では知的障害のための手帳にも使用されるなど、その概念は曖昧になってきている。また、障害が確定した子ども達への支援に限定される感が強いと考えられていましたが、今では発達支援まで拡大解釈をされています。「発達支援」とは、障害が確定した子どもへの「障害改善への努力」だけでなく、発達が気になる程度の段階の子どもなども対象として、発達・成育の基盤となる親・家族への支援や保育所等などの地域機関への支援も視野に入れる広い概念であり、「障害のある子ども(またはその可能性のある子ども)が地域で育つ時に生じるさまざまな問題を解決していく努力のすべてで、子どもの自尊心や主体性を育てながら発達上の課題を達成させていくこと、障害のある子どもの育児や発達の基盤である家庭生活への支援(家族支援)、地域での健やかな育ちと成人期の豊かな生活を保障できる地域の変革(地域支援)を包含した概念」と定義されています。
全国児童発達支援協議会では上記のように定義されています。この様なことから、療育は障がいを持ったお子様への直接的な関わりを指すものだけではなくお子様に関わる全てという広い解釈になっています。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000043695.pdf
全国児童発達支援協議会
なぜ療育を受けるのか?
療育はとても広い解釈がされます。全て説明すると長くなってしまうので代表的な福祉サービスで説明したいと思います。
お母様が療育を受けてると話をされる方の多くが児童発達支援を指している事が多いです。
児童発達支援を例にして説明します。
児童発達支援とは6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための制度です。
支援の内容は1基本的動作(立つ、歩く、座るなど)への支援 2知識技能の付与 3集団生活への適応訓練とされています。2は勉強の様な物も差しますし、3は子ども同士で遊ぶ事も指します。
全ての支援はお子様の発達を促すだけではなく対象とするお子様の環境(人、物)をどの様にしたら過ごしやすくお友達と遊べて、学ぶ機会を提供できるかを評価する事も指します。
なぜ療育を受けるのか?1お子様の発達の為。2お子様の成長の為。3お友達と遊ぶ為だと思います。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000171670.pdf
児童発達支援ガイドライン
療育を実際の行うには
児童発達支援事業所で行われている事の多くは集団と個別に分かれます。
前記した通り、児童発達支援事業所で行われる療育は基本動作と知識技能の付与、集団生活への適応訓練となっています。
これらの内容は評価(課題の抽出)から訓練(課題解決)を行う事を指しています。
発達の具合をみて、課題を焦点化するための様々なテストバッテーを使ったり、観察したりします。これを評価と言います。
評価から得た内容を用いて訓練内容を考えたり、環境の変化をします。
また、訓練したり環境変化を行なった後の状況を評価します。
この様なサイクルを行う事が必要だと思います。